日本史

第二次世界大戦 - 日本の重巡洋艦

  • 古鷹型重巡洋艦
  • 青葉型重巡洋艦
  • 妙高型重巡洋艦
  • 高雄型重巡洋艦
  • 最上型重巡洋艦
  • 利根型重巡洋艦

古鷹型重巡洋艦

古鷹
艦名就役年基準排水量最大速度
古鷹(ふるたか)1926年8,700t32.9kt
加古(かこ)1926年8,700t32.3kt

青葉型重巡洋艦

青葉
艦名就役年基準排水量最大速度
青葉(あおば)1927年9,000t33.4kt
衣笠(きぬがさ)1927年9,000t33.4kt

 ワシントン海軍軍縮条約の制限内で最大の攻撃力を追求した重巡洋艦。条約で制限された20cm砲を世界で初めて搭載した。水上機用カタパルトを搭載し、航空機の運用力もあった。

妙高型重巡洋艦

妙高
艦名就役年基準排水量最大速度
妙高(みょうこう)1929年13,000t33.9kt
那智(なち)1928年13,000t33.9kt
足柄(あしがら)1929年13,000t33.0kt
羽黒(はぐろ)1929年13,963t35.6kt

 20cm砲10門という高い火力と航続距離に加え、魚雷も装備する強力な重巡洋艦。いろいろなものを詰め込んだため世界トップクラスの性能を誇るものの、復原性にやや難があった。

高雄型重巡洋艦

高雄
艦名就役年基準排水量最大速度
高雄(たかお)1932年13,400t34.3kt
愛宕(あたご)1932年13,400t34.3kt
摩耶(まや)1932年13,400t34.3kt
鳥海(ちょうかい)1932年13,400t34.3kt

 妙高型を改良した重巡洋艦。巨大な艦橋が特徴で、指揮統制能力を高めた。上部が重いため復原性にやや問題があったが、後に改装された。条約の制限下で建造された重巡洋艦の中では、傑作と評価されている。

最上型重巡洋艦

鈴谷
艦名就役年基準排水量最大速度
最上(もがみ)1935年12,200t35.0kt
三隈(みくま)1935年12,400t35.0kt
鈴谷(すずや)1937年12,400t35.0kt
熊野(くまの)1937年12,400t35.0kt

 ワシントン海軍軍縮条約の軽巡洋艦として15cm砲を搭載して建造された。後に20cm砲に換装できるように作られていて、条約の制限がなくなってからは20cm砲を搭載して重巡洋艦となった。最上はミッドウェー海戦以降、航空巡洋艦に改装された。

利根型重巡洋艦

艦名就役年基準排水量最大速度
利根(とね)1938年14,070t35.0kt
筑摩(ちくま)1939年14,070t35.0kt

 主砲を前方に集中配置し、後方は航空機の運用に特化した重巡洋艦。水上機による敵艦隊の発見を最優先するという、日本海軍の設計思想が反映された異色の巡洋艦。

-日本史