第二次世界大戦の日本戦艦

金剛型戦艦 艦名 就役年 基準排水量 最大速度 金剛(こんごう) 1913年 31,720t 30.3kt 比叡(ひえい) 1914年 32,156t 29.7kt 榛名(はるな) 1915年 32,156t 30.5kt 霧島(きりしま) 1915年 36,668t 29.8kt  最も古い戦艦でありながら、高速で防御力もそこそこあり、戦争中に最も活躍した戦艦。1番艦の金剛はイギリスで建造され、当初は巡洋戦艦に分類されていた。2番艦以降は日本で建造された。2番艦の比叡は昭和天皇が乗艦する「御召艦(おめし ...

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第二次世界大戦のアメリカ戦艦

ニューヨーク級戦艦 艦名 就役年 基準排水量 最大速度 ニューヨーク 1914年 27,000t 21.0kt テキサス 1914年 27,000t 21.0kt  35.6cm砲10門を搭載した戦艦。大西洋の輸送船団護衛、上陸作戦の援護に使用された。アメリカ戦艦で最初にレーダーを搭載。 ネバダ級戦艦 艦名 就役年 基準排水量 最大速度 ネバダ 1916年 29,000t 20.5kt オクラホマ 1916年 29,000t 20.5kt  アメリカ海軍は戦艦の速力基準を21ノットにしていた。真珠湾攻撃に ...

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第二次世界大戦のイギリス戦艦

クイーン・エリザベス級戦艦 艦名 就役年 基準排水量 最大速度 クイーン・エリザベス 1915年 31,585t 24.0kt ウォースパイト 1915年 32,468t 24.0kt バーラム 1915年 31,100t 24.0kt バリアント 1916年 27,500t 24.0kt マレーヤ 1916年 32,980t 25.0kt  第一次世界大戦中に建造された旧式戦艦。近代化改装が実施され、第二次世界大戦でも主にイタリア海軍を相手に地中海で活躍した。特に2番艦のウォースパイトはナルヴィク海戦で ...

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零戦とメッサーシュミットBf109とスピットファイアの比較

 第二次世界大戦を代表する戦闘機として、日本の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)、ドイツのメッサーシュミットBf109、イギリスのスピットファイアがある。いずれも「名機」と呼ばれ、主力戦闘機として活躍した。 航続距離 戦闘機 航続距離 零式艦上戦闘機 1,880km メッサーシュミットBf109 680km スピットファイア 750km  3つの戦闘機のうち、最も大きな差があるのが航続距離。メッサーシュミットBf109は680km、スピットファイアは750km程度であるのに対して、日本の零戦は1,880kmもある。 ...

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第二次世界大戦とスペイン・ポルトガル 二人の独裁者

 イベリア半島に位置するスペインとポルトガルでは、第二次世界大戦直前に独裁政権が誕生していた。 スペインのフランコ政権  第一次世界大戦後のスペインでは、急激に進んだインフレや、カタルーニャ・バスク地方の独立運動により混乱が続いた。王政は打ち倒され、右派と左派が争い内戦に陥った。内戦に勝利したのはドイツとイタリアの支援を受けたフランコだった。  フランコは第二次世界大戦が始まると、とりあえず中立の姿勢を取った。国内は荒れ果てていて、とても参戦できるような状態ではなかった。しかしドイツがフランスを降伏させる ...

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第二次世界大戦とバルト三国 失われた独立

 バルト海に面するリトアニア、ラトビア、エストニアの三国は、第一次世界大戦中に起きたロシア革命で独立した。これらバルト三国はソ連とドイツの間に位置することから、常に独立を脅かされる状態にあった。  バルト三国同様に第一次世界大戦中に独立を果たしたフィンランドは、要求を拒否したことでソ連の侵攻を受けることになった。バルト三国にとって、イギリスやフランスをはじめとする国際社会がフィンランドを助けるかどうかは重要だった。結局、フィンランドが助けられることはなかった。 バルト三国併合  1940年6月、バルト三国 ...

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第二次世界大戦とフィンランド ナチスドイツと手を結び、独立を維持

 第一次世界大戦中にロシア帝国が崩壊すると、フィンランドはバルト三国と共に独立を果たした。しかし新たに隣国となったソ連は強大で、常にフィンランドやバルト三国は独立を脅かされることになる。  第二次世界大戦が始まると、ソ連はフィンランドに国境近くの領土割譲、国境からの後退、ハンコ岬の貸与を要求した。ハンコ岬はフィンランド湾の入り口に位置するため、首都ヘルシンキやソ連の都市レニングラードからの船舶を監視することができた。フィンランド政府は、この要求を拒否した。 冬戦争  要求を拒否されたソ連は、宣戦布告なしで ...

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第二次世界大戦とノルウェー 鉄鉱石と海産物が注目される

 ノルウェーは第一次世界大戦では中立の立場を取っていたものの、実際にはかなり連合国寄りの姿勢だった。ノルウェーは経済的にも精神的にもイギリスに依存していて、石油を輸入していた。ドイツへの水産物輸出を停止したため、報復として攻撃を受けることもあった。イギリスはノルウェーのことを「中立同盟国」と呼んでいた。 英仏連合軍の北欧派兵  第二次世界大戦でもノルウェーは中立を宣言したが、フランスが北欧での軍事行動を表明した。これはフランスに対するドイツからの圧力を和らげたいという思惑があった。イギリスは当初この行動に ...

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ユダヤ人とは誰なのか ドイツの反ユダヤ思想

 第一次世界大戦で敗北したドイツでは、ユダヤ人が戦争に協力せず私腹を肥やしているという噂が流れいていた。噂はだんだんと過激になり、やがてドイツが戦争に負けたのはユダヤ人のせいである、という意見が出てくるようになった。 ヒトラーの登場  この頃に登場したヒトラーは、ユダヤ人を「ドイツの病原体」だと表現した。ユダヤ人はドイツの労働者を腐敗させ、議会を支配し、マスコミを牛耳っている。そもそもドイツ人の祖先であるアーリア人は「文化を創造する人種」であり、ユダヤ人は「文化を破壊する人種」である。悪の人種であるユダヤ ...

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第二次世界大戦とチェコスロバキア ズデーテン問題でイギリスに見捨てられる

 第一次世界大戦が起きたとき、チェコスロバキアはオーストリア帝国の支配下にあった。そのためロシア帝国と戦うことになったが、チェコスロバキア人はロシア人と同じスラブ民族だったので、戦わずに投降する兵士も多かった。投降した兵士たちはチェコスロバキア軍団としてロシア軍に加わったが、その数は数万人にも上った。  ロシア革命が起きると、彼らは革命軍と戦いながら東へと移動していき、ウラジオストクに留まった。このときイギリスと同盟関係にあった日本はシベリアに出兵し、チェコスロバキア軍団の救出に向かっている。この働きはア ...

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