三つの勢力に包囲された状況で戦う。プレイヤーはイギリス。敵はドイツ、イタリア、ソ連。周囲を囲まれて絶望的な状況に見えるが、空軍が登場しないため比較的優しい。
参加ユニットと戦闘の基本
初期ユニットはAC MK1が1両とAT17 PDRが2門。生産可能なユニットは正規兵、A13巡航戦車、マチルダ、87MM榴弾砲。そしてA27クロムウェルが研究可能となっている。そのほか、一定時間が経過するたびにAC MK1とAT17 PDR、空挺兵が援軍として追加される。
三方向から攻撃されるので、森を利用して奇襲で効率的に敵を撃破していこう。兵舎を設置し、橋の近くの森に歩兵を3ユニットずつ配置しておけば、序盤の敵戦車はほぼ撃退できる。AT17 PDRが加わったら、随時援護に向かわせるようにしたい。
イタリア占領
実はこのステージ、すぐに攻め込めば初期配置ユニットだけで一国を潰すことができる。ユニットの初期位置の関係から、最初のターゲットはイタリアがいいだろう。全ユニットをまとめて進軍させ、そのあと複数の歩兵も進ませる。
AT17 PDRとAC MK1を敵拠点手前の適当な森に入れておけば、敵の基地から生産される戦車を長い射程で撃破してくれる。この間に歩兵を進めて占領してしまおう。電撃戦をかけておくとよい。
対戦車基地を占領すると、AT2 PDRが生産できるようになる。残念ながら、AT17 PDRではなくAT2 PDR。貴重な対戦車ユニットではあるが、AT17 PDRとは威力が全く異なるので注意。
A27クロムウェルの登場
イタリア軍司令部を占領したら、装甲車両基地を設置してA27クロムウェルを研究しよう。かなりの数が必要になるため、基地を複数設置しても構わない。
侵攻してくる敵に対しては、森に隠れた歩兵やAT17 PDRを中心に、A27クロムウェルと組ませて戦うようにする。歩兵とAT17 PDRだけでは突撃砲がやってくるときに苦戦してしまうし、A27クロムウェルだけでは攻撃力が足りないため損害が大きく、効率的が悪い。
A27クロムウェルはAT17 PDRのいる森の近くで戦うようにしよう。
戦車軍団で圧倒
ここまでくると資金にはかなりの余裕があるはずだ。A27クロムウェルをどんどん生産していこう。ドイツ軍はパンター、ソ連軍はIS-2を中心に生産してくる。純粋なユニットの性能差ではA27クロムウェルでは力不足であり、同数で戦うと苦戦してしまう。足の速さを活かし、電撃戦と狂気をかけて数で圧倒するようにしたい。
進軍するときにはA27クロムウェルを先頭に、AT17 PDRとAC MK1でやや後方から援護するように戦っていけば効果的に進むことができる。とにかく数で圧倒する。
戦力が整うまでは橋を渡らずに待機し、渡るときは一気になだれ込むようにしよう。橋は進路が限られるため防衛側が圧倒的に有利。ここを突破するときは十分に戦力をそろえてからにしたい。
不実のアルビオン
アルビオンはグレートブリテン島(イギリス本島)を意味する言葉。イギリス南岸のドーヴァー海峡に面する地域は白い崖が広がっているため、「白い」を意味するラテン語のアルビオンが語源となった。
18世紀頃のヨーロッパでは、イギリスの信用ならない外交政策を「不実のアルビオン」と言っていた。